2018-12-23

実話奇譚 呪情 

 Kinddle
こんにちは、こんばんわ、おはようございます。
猫好好です。

川奈まり子の第2弾です。

本当はこっちを先に読んだんだけどな。
じっとりした怪談とでも言いますか。

首切り役人の話から、八王子城跡、現代の不思議奇譚まで変幻自在の怪異譚の詰め合わせ。

筆者の体験談は、泣ける怪談でした。
ジンタンは置いて行かれわけじゃないってわかっていたけど、知らない人に手渡されて心細くて、必死にまり子さんを探したんだろうなぁ。

小さな箱から出て、探しに行きたかったんだと思う。
もし、届くのが遅れていたら……
空箱だったかもしれない。

そう思うと切ないね。
「直ぐにジンタンをだしてあげねば」
その気持ちが嬉しくって、今度は出てきちゃったのかもしれない。
体ごとスリスリしたくて、抱っこして欲しくて。

その後、しっかり抱っこしてもらってジンタン安心したかな。

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